イラン‐Iran
イランは暑かったです。
テヘラン・エスファハーン・ヤズドとまわってきたのですが、特にヤズドの暑さには参りました。昼間出歩くと頭がクラクラして気持ち悪くなってくるくらいです。
昼間は地元の人をあまり見かけませんし、お店も昼から夕方5時くらいまで3分の2くらいは閉まっている理由は「暑さ」なんだな。って最終日に気付きました。
そんな、死にそうなくらいの暑さの中でも、イランの女性の多く(特に年配の女性)は頭から黒いチャドルをかぶり、まるで映画に出てくる幽霊のような装いで歩いています。いったいあの布の中はどんなことになっているんだろう・・・。
バザールは屋根つきで、天井にはいろんな形の光採り穴が開いています。
バザールで見つけた風刺画。
敬虔なイスラム教徒はお祈りを欠かしません。手前で昼寝をしている人たちが敬虔な方たちなのかどうか知りませんが、モスクの中は本当に涼くて快適で私も2時間ほど昼寝させてもらいました。「憩いの場」なんでしょうね。
青いタイルが本当に美しい。
日本に住んでいて「イラン」と聞くと、何か恐そうな国という印象を持ってしまいがちですが、ごく一部の国境地帯を除けば「普通」に「安全」で、快適に楽しく旅をすることができます。本当にイスラム圏は旅をしやすいと感じました。イスラムの教えのおかげです。ただ、次の目的地、トルクメニスタンとウズベキスタンのビザの関係で2週間しかいられなかったのは少し残念でした。
イラン・・・もう一度機会があれば、また訪れてみたい国の一つになりました。
ただ、今度は夏以外で。
最後にお気に入りの写真を。
なんだかお祈りをしているように見えますが、実はこの部屋の対角線側の女性とひそひそ話をしています^−^声が天井を伝わって会話できるんですが、対角線側の隅っこにいる人同士にしか聞こえない仕掛けになっています。だれが考えたんでしょうねえー。
ソウルと済州島 −Korea-
というわけで、韓国の写真をいくつか。
興禮門(キョンボックン)
特別な日だったらしく、何かが行われていました(すいません忘れました
ソウルの夕日
済州島
済州ではチベットで会った友人とも再開できました。
屋上で鍋をつついてみたり
みんなで人形を作ってみたり
1か月韓国にいたのですが、楽しい時間はあっという間に過ぎて行ってしまうんですね・・・。
16日にイスタンブールに帰ります。
今回は、旅1年目なので休養ということにしました。
実際疲れていたと思うし。
リフレッシュして旅に復帰です^^
ただちょっと時間が少なくなってしまいました。
8月1日に、中国の新彊ウイグル自治区のモンゴル寄りの地域で皆既日食が見られるのです。それを見るのが次の目的なので、1か月ちょっとでトルコから中国まで駆け抜けなくてはなりません。
というわけで、次の更新がまた少し遅れるかもしれませんが、どうぞよろしくお願いします^−^
中国での皆既日食。こんなかんじです。
http://www.nta.co.jp/kansai/shiten/shien/kyoto_shijyo/kaigai/0002.pdf
イスタンブール→ドーハ→インチョン
ギョレメの町でもらったメッセージでは、インドでの旅の友人たちが、みんなで再会したんだとか・・・
韓国で。
メッセンジャーで画像も見れて、しかもやたら楽しそうだったものだから・・・
即日、トルコ東部行きのバスチケットキャンセルしてイスタンブール行きに変更し、翌々日にはカタールエアウェイズのイスタンブール発、ドーハ・大阪(!)経由、ソウル・インチョン空港行きの飛行機に乗っていました。
(予想外の大阪経由で、1時間だけですが日本に帰りました^^;)
うーん。
自分にこんな決断力と行動力があるとは・・・
それだけ、コルカタのマザーハウスでの2か月は、今回の旅で重いウェイトを占めていたんだな・・・と実感。そしてインドのあと何か物足りない気持ちがあったのはこれだったんだな・・・と
やっと気づいた、というか気付かされた気がします。
好きに旅してるんだから好きなとこ行ったらいいんですよね^^
なんかすっきりしました。
カッパドキアとかギョレメとか、奇岩もかわいらしいけど名前もまたカワイイ −Turkey−
やっと重い腰を上げてイスタンブールからカッパドキアへ。これまた直行です。イスタンブールでは行く先のビザを取得するために2週間ほど滞在していたのですが、おまけにあまり出歩かなかったので・・・というかビール飲み過ぎですっかり体が重くなってしまいました。
トルコの食事が特においしいとか、そういうことではないんですけどね(普通においしいですけどね)。いいもの(高いもの)はそんなに食べていないし、ビールだって日本のほうがおいしい気がするし。
ですけどここカッパドキア地区のギョレメという町はいい感じの世界遺産だなあって感じます。今まで見た世界遺産はどこもお金もうけのための商売人のにおいがプンプンしていたイメージがあるのですが、ここはなんだかのどか^^
そこでカッパドキアではアクティブに・・・と思っていたのですが、結局のーんびり。
宿にいながらにして奇岩の風景を楽しめるんだもんね・・・
参加したツアー先で見た、スターウォーズ・エピソード1の撮影で使われた場所らしい
ウフララ渓谷
どこを歩いても奇岩奇岩
ピジョンバレーからみた住居群とピジョンバレーで見たおみやげやさん
毎日ヘンテコな岩に囲まれて育った子供達は、都会に出てビルとか見たらどう思うんだろうか・・・
数日をギョレメで楽しんで、さて明日はトルコ東部へ出発!
・・・しようと思っていたところに、インドで出会った友人からメッセージをもらい、私はある決断をしました。
イスタンブール −Turkey−
シリアのアレッポからトルコのイスタンブールまでは直通バスで一気に駆け抜けました。
イスタンブール・・・
ごみごみした、なんというかいい意味で味のある汚れ方をしている街って勝手に想像していたのですが、思いのほかきれいな街でした。華やかという感じ。ヨーロッパに行った事はないのですが、ヨーロッパな感じ。ま、アジアとヨーロッパの境目なんだからそうですよね^^
ブルーモスク
どこに行ってもモスクの内部の装飾はほんとすごいキレイです
アヤソフィア
街中どこを見てもてもジャーミー(モスク)が
ガラタ橋は釣り人だらけ
ほとんどの現地人は趣味じゃなくて仕事として釣っているらしいです
おじさんに釣り方を習っているところ^^
ただ、なんか疲れちゃって(?)いて・・・
イスタンブールではあまり出歩かなかったですね^^;
宿で毎日だらだらしていた気がします。
イスタンブールの宿は、なぜかずっと前から名前だけは知っていたツリーオブライフ。
さすがにトルコまでくると宿代も1泊6ユーロ(1000円くらい)と、安くは泊まれなくなってきますが、トルコでは格安の宿です。ちなみにベットは今までで一番の寝心地でした^−^
シリア横断トラック そして -シリア-
燃料を運ぶトラックは想像以上の大きさ!こんなに大きなトラックに乗るのは初めてでだったのですが、上から目線のドライビングは爽快!市街地を出てしまえば砂漠の道は一直線なので豪快にすっ飛ばします。途中、数日前に行ったパルミラの町で休憩をとったのですが、まさかこんなかたちでまた来ることになろうとは考えてもいませんでした。
食事は他のトラック野郎達と一緒にトラックのキッチンでいただきます。
後ろに見える山にはパルミラのアラブ城が…あるはずです。
ホムスの友人宅でごちそうに。
デリゾールの街は南北の分岐点。この付近まで来るとイラクへのサインが出てきます。
無事に仕事が終わった後、一緒に散髪へ。チベットで五厘刈りにして以来8ヶ月切っていなかった髪をバッサリと切って来ました。
もちろん写真は私じゃありません^^
顔の毛を糸でからげて抜くの痛かったー…。
会ったばかりの外国人に本当に良くしてもらって感激しました。シリア人は人がいいってよく聞いていたのですが、こんなにとは思っていませんでしたし、こんな素敵な家族に出会えるなんて思ってもみませんでした。
「今度はいつ来るんだ」
ってきかれてはっきりと返事が出来ないのが申し訳なくて…。ぜひ戻って来たいと思っています。いつになるかわからないけど必ず。
本当にありがとう。
オマールと末っ子のアブー。長男のオマールは10歳とは思えないくらいしっかりしてました。
表情豊かなジュードには本当に楽しませてもらいました。
ユーフラテス川沿いの街で -シリア-
川沿いの道をつまらなそうに歩いていた時に、同じくつまらなそうに一人遊びをしていた少年に声をかけてみたのが始まりでした。
「やぁ」
「ここから川に降りられるの?」
「うん、こっち」
そんな感じのやりとりで川まで下りて行きました。川といっても入ろうと思うほどきれいではなくちょっと見ただけで引上げたのですが、帰りにそのほとりにある彼の家へお茶に呼ばれました。
彼は5人兄妹のお兄ちゃんで名前はオマール。
質問攻めに始まり、と言っても完全にアラビア語なのでほとんど会話は成立せず、日本人だということとお互いの名前くらいしかわかっていないのですが、なんかいい雰囲気で居づらい感じもなく、勝手に盛り上がる彼等の会話をにこにこしながら聞いていました。
その雰囲気が気に入ったので2日後にまた彼の家へ。その日はトラック運転手をしているお父さんがいて、食事までごちそうになりました。食事の最中に鳥を撃つと言って銃をもって来て撃って見せてもくれました。ただそれだけでなく、拳銃を携帯していて、ペットボトルを的に撃つのを披露してくれたのには驚きました。しかもまだ10歳程のオマール君も、お母さんまでも撃ってみせてくれたのにはちょっとびっくり(汗)。
そういえば初めて銃を撃つのを見たことになったわけで。けっこうな音がするんですね。川沿いとは言えこんな街から近い場所で発砲して平気なんだろうか…。ただ、小さい子たちも、発砲の音に耳を塞ぐでもなくにこにこしながら見ていたので、まあよくある光景なんだと思うことにしておきます。
日本人がめずらしかったのか、気に入ってもらえたのか、翌日オマールのお父さんと一緒にトラックでここデリゾールからホムスまでシリアを横断することになりました。