추석(チュソック) Korea
朝鮮半島の南のほうにある남지(ナムジ)という町に行ってきました。
この時期(旧暦8月15日前後)は추석(チュソック)といい、故郷を離れて生活している人たちが家に帰ってご先祖様にご挨拶をする日です。行事としては日本のお盆にあたる感じですね。
というわけで仕事も学校も休みになり、みんな一斉に故郷へ向かいます。
チュソックの当日はご先祖様の位牌をまつって祭壇をつくり、旬の果物やごちそうを揃え、韓国式の儀式が始まります。2度の深いお辞儀に始まり、ご先祖様の位牌に対しての作法、何度かのお辞儀、これを位牌ごとにめいめいに行います。本当に儒教色の強い国なんだなあって改めて感じました。
日本では実家がいわゆる旧家だったため、よその家のお盆におじゃましたことはほとんどないので実感はなかったのですが、こういった行事を通して家族や親戚がコミュニケーションをとる文化というのはとても重要なことだったんだなと感じました。そしてここ韓国で感じられたのは、とてもいい経験になりました。
「日本にはチュソックはないのか」ときかれて、「8月15日にお盆というのがあります」と答えたら、
「その日は(日本からの)解放記念日だ」
あ・・・
そうでしたね・・・
と、歴史についての問題はないことはないのですが、もっと極端かなって思っていたので、コミュニケーションがわりとスムーズにいってほっとしています^^