コルカタを後に

カーリーガートの屋根の上


2月6日にコルカタ.カーリーガートでの2ヶ月間のボランティアを終え、今はジャイプルに来ています。と言っても広範のヶ月は体調を悪くしたりしてボランティアには行ったり行かなかったりの日が続きました。定期的に熱が上がったり下がったり、咳が止まらなかったり。マラリアの検査もしたし(もちろん陰性)結核や肝炎も疑っては見たのですが結局何が悪かったのかわからないまま今は問題なく過ごしています。たぶんコルカタの空気が悪かったんでしょうね。その大気汚染のひどいコルカタのそれも路上生活する人たち、子供たちはほんと強いなって感じます。
その路上で生活しきれなくなった人たちが毎日のように運ばれてくるカーリーガート。ボランティアも毎日新しい人達がいろんな想いを持ってやってきます。洗濯にはじまり食事、トイレ、シャワーの介助、うまく言葉の通じない中でのコミュニケーション。目の前で亡くなる人もいれば、なぜここにいるのかわからないくらい見た目は元気な人もいる。足にウジがわいたり、瀕死の状態で運ばれてきた人も3日もすると顔つきが変わってくる。顔に生気が戻ってくる。そんな姿を見ていると働いている実感がわいてくる。けれどもここに運ばれてくる人達に本当に必要なものは何なんだろう。収容可能なのは(この施設に限って言えば)男女合わせて100人程。一時しのぎの平穏なのか。死んでゆく人たちは本当に来て(連れてこられて)良かったと思ってくれているんだろうか。愛を感じているんだろうか。
いろんな疑問は浮かんでくるけれども、自分がここに来て良かったという気持ちに変わりはない。きっと今後の私の生活に何かのかたちで係わってくる大事な経験だったと思うし、今後生かしていかなければならない経験であると思う。

サダルストリートからマザーハウスに行く道からとおりを1本入ったところにある「マラリアセンター」検査は無料で薬までタダでくれます。

ほかの施設では絵を描く機会にも恵まれました。仕事を持ってきてくれたシンヘとヨノに感謝です^^)

シシュババンとシャンティダンのどこかに飾ってもらえてるんだろうか…。

ボランティア以外にも旅という移動の連続の中ではなかなかできないたくさんの友達もできた。多くはすでにコルカタを離れ、それぞれの場所に旅立っていった。みんなは今何をしているのかな…。日本人ツーリストが中心になってはじめた毎週日曜のコルカタニューマーケット前のパフォーマンス。今週もやってるのかな…。



さて、6ヶ月もあったインドのビザがこの17日で終わりになってしまいます。ので、15日にここジャイプルからエジプトはルクソールへ飛ぶ予定になっています。今後はもっと旅の速度が速まるかな…。わかんないけど。
どうぞご期待ください。






そうそうジャイプルなんですが、ガルタの裏の谷を降りた寺院周辺は抜群のロケーションでお勧めです。入場料はないんですが、写真を撮るには30ルピーだか50ルピーだか必要みたいです(のでポリシーに従い、撮りませんでした)。

この丘を反対側に降りたあたりです。