天空の城

まさに天空の城

ツァンダという小さな町からランクルで悪路を40分程、遺跡のふもとに作られた数件の家屋が見えてきます。
グゲ遺跡にやってきました。
自分もチベットに入り、友人に聞くまでまったく知らなかった遺跡です。なんだかこれから注目されてくるであろう遺跡だとのことで(そういうのに弱い)期待して来てみたのですが、息を切らして集落の近くの丘を登ったその先には…

なにこれ…


まさに天空の城がそこにありました。


(たしかここも標高3000mくらいあったと思いますが)なんでこんなところにこんなものを作ったんだろう。

土や岩でできた遺跡は風化し、内部に描かれた仏教壁画や仏像などは破壊されていたものの多いのですが、残っているものから当時の姿を想像することができました。破壊されなかったり、早くから注目されていたら隅々まで修復され、塗りなおされ、今回見たようなありのままの姿を見ることができなかったかも知れない。そう思うと複雑な心境ですが、なんにせよ今、ここグゲ遺跡に来れてとても幸運でした。

話によると、3年後くらいにツァンダに空港ができるらしいので、このままの姿が見られるのは今のうちかも知れません。

翌日、このジープでツァンダからタルツェンへ向かいました。