九江6/2

長江の流れと老夫婦


ごぶさたしてました!やっとログインです。

ここは江西省九江市です。
旅立ってから10日がすぎました 。

なぜ九江にきたのかというと、今回の旅のただ一つの明確な目的があったのです。
祖父がこの近くで戦死したらしく、帰還した戦友の手紙に書かれていた住所を頼りにやって来たのです。戦友の方にもあったことはありません。
ただ、ここで戦争のことをしかも中国の地で語るのはどうかと思うので、単にお墓参りにきたわけです。

一人、電車で会った英語の話せる中国人の学生に話してみたときは
'もう過ぎたことです''親孝行ですね'
なんて言われて答えに詰まったのですが。。


長江につながる河辺に、持ってきた線香を手向けて、きっと漁船なのでもあろう遊覧船に乗ってみました。
ゆっくりとした長江の流れと、きっと若かりし祖父と同じ時代を過ごしたであろう老夫婦の操船する小舟に乗って何を考えていたのか。。
風が心地よかったのだけはよく覚えています。